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トランジスタ技術誌 付録dsPIC基板 奮闘記 by 浜本正樹

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2012年1月29日(日)

 購入したままだった、dsPIC基板が付録についたCQ出版のトランジスタ技術 2007年8月号と、その周辺機能用の裸基板が付録についた9月号を取り出して動かしてみた。

プログラムをダウンロードしてフラッシュメモリに書き込んでくれるブートローダがあらかじめ書き込んであるので、PICライターが無くても大丈夫。

R8C/Tiny基板と同様に、丸ピンソケットの上から、ダイオードの足をカットしてハンダ付けした。
dsPIC基板
トランジスタ技術誌2007年8月号
トランジスタ技術誌2007年9月号

9月号付録のトレーニング・ボードの上に、dsPIC基板と、RS232Cレベルコンバータ(ADM232AAN)および、DSUB9ピン(メス)を実装。(dsPIC基板のパターンを一箇所カット)
5Vは、安定化電源とつなげた。

dsPIC基板のスライドスイッチをRUN側にして5V電源をONすると、赤いLEDが点滅した。
正常に動作しているようだ。

次に、MPLABとCコンパイラをインストールし、LED点灯サンプルプログラムをビルドしてHEXファイルを作成。
周辺機能トレーニング用基板

dsPIC基板のスライドスイッチをLD側にして5V電源をON、dsPIC基板上の小さなプッシュスイッチSW1を押すと、赤と緑の両方のLEDが点灯した。
「dspicguy.exe」を起動し、上記で作成したHEXファイルをダウンロード。
ダウンローダ
緑のLEDが点灯したので、正常に書き込めたようだ。
しかし、スライドスイッチをRUN側にしても、なにも動作する気配が無い。 あれ〜え?
もともと書き込まれていた「preprog.hex」をダウンロードしてみても、やはりなにも動作しない。

同じような症状で悩んでいる人がいないかWEBで検索してみたら、
CQ出版社の「dsPIC付録基板サポートコーナ」というページで、
サポート6 dspicguyを使わないユーザ・プログラムのダウンロード方法 というのをみつけた。
ここに書いてあるとおりに、コマンドラインでダウンロードしてみたら、期待したような動作をしてくれた。
そこには、『dspicguy.exeはDelphi3で作成したものですが、実行環境の相違などにより正常に動作しない場合は・・・』という記述がある。 試したPCのOSはWindows XpのSP3なので、普通の実行環境だと思うのだが、なにがいけなかったんだろう。

RS232Cのラインモニタで送信されるデータを調べてみると、
dspicguy.exeを使用して送信した場合は、そうでないときと比べていくつかの0xFFが送信されるようだ。


2012年1月31日(火)

 LCDを付けてみた。 シーモスネットワーク基板のLCDがそのまま使用できた。

8月号に付属していたCDのサンプルプログラムの「CLOCK.hexをダウンロードしてみたら、写真のような時計を表示した。
このサンプルプログラムは、電源ONしてからLCDに表示されるまでに3秒ほどかかる。
DelayPORXLCD(void)で、コメントにはatleast 15msecとあるが、実際には500msecくらいかかっているような感じなので、for loopの回数を1/10に減らしてみたら、すぐにLCDに表示するようになった。

LCDを付けてみた



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